露の吉次さんが会主の「あみだ池寄席」に、新治さんがトリで出演。ただ、台風２号が接近中ということで、客足が心配。でも前日にラジオ関西「ばんばひろふみ！ラジオDEしょー！」で、「台風が来てもやります！」と言い切った吉次さん。どうなりますやら。

　繁昌亭などは満員御礼で入れないこともあるというのに、開演１５分前でもお客さんは○○人！　贅沢な落語会です。やはり台風の影響でしょうか。それでも開演の頃には、なんとなくお客さんも集まり、それなりの雰囲気になって良かった。吉次さんの前説も気合が入ります。

　開口一番は、森乃石松さんで「動物園」。石松さんの体格が何となくトラに見えてしまうから不思議です。

　二番手は、林家花丸さん「あくびの稽古」。さすがに花丸さんは、昨年第５回繁昌亭爆笑賞を受賞されているだけに、落語を聞いてあくびが出るようなことはありませんでした。

　満を持して、露の吉次さん。「替わり目」の一席でご機嫌を伺います。まくらから、１階より２階が洗濯物がよく乾くという、妻のこぎくさんとの新婚ネタ（？）から、結局夫婦の仲を確認するようなオチで、幸せいっぱいの吉次さんでした。

　お中入りのあと、待ってましたの新治さん。ディズニーランドのまくらで爆笑をとり、ほどなく本題へ。「柳田格之進」は長編の人情噺ですが、時間を忘れるように噺に引き込まれました。ところどころに笑うところも散りばめての「格之進」に、みなさん大満足。台風の中、あみだ池寄席に来てよかったと思いました。新治さんも喉の調子が悪く、しばらく休養されていましたが、ほとんど本調子と言ってもいいほど快復されていました。【「新治さんの柳田格之進しんみりした中にも、くすぐり上手く入って最高」「初めて聞く噺だったが、笑う以上に不覚にも目頭が…落語聞いて泣いたのは、もしかしたら初めてだったかもしれん…」（twitterより）】

　あまけ・・・実は「名ビラ」をわざわざ繁昌亭で、有料で借りてきたのに、肝心の「名ビラ立て」を忘れて来たという吉次さん。落語が始まる前に、自ら「人間名ビラ立て」となり、出演者の紹介をする吉次さん。タァ〜！

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