新ちゃんの へらへら日記



2025年10月

 「喜楽館のタニマチになりました。」 (2025.10.1)

 神戸新開地にある上方落語の二番目の定席(聖地)、「喜楽館」のタニマチになりました。この名刺があれば、喜楽館昼席の木戸銭が2800円→2000円!になります。喜楽館へお越し戴く際には、ぜひホームページに事前に(当日はできませんので)お報せ下さい。2026年7月まで有効です。お越しになる三日前までに連絡を下さい。

 「豆本の購入先。」 (2025.10.3)

 先日ご紹介した、川柳作家、茉莉亜まりさんの豆本。「どこで買えますか」とお尋ねがありましたので紹介さして戴きます。雨とランプのオンラインショップです。どうぞよろしくお願いします。
(先ほどアクセスしたところ、「花のこえ」は売り切れでした。「茉莉亜まり 花のこえ」などで検索してみてください。300部発行とのことで、いずれも在庫僅少ですが、在庫がヒットするかもしれません。MORI)

 「追加情報」(2025.10.5)

 カルチャー美容室「雨とランプ」の在庫は残り僅かになりましたが、印刷・製本の海文舎にはまだ余裕があるそうです。

 「奈良県肢体不自由児者父母会。」 (2025.10.4)

 奈良県橿原市、社会福祉会館にて、奈良県肢体不自由児者父母会のお世話で「新ちゃんのお笑い元気寄席」。番組は、「ふろしき」、「目薬」、「ごんべえ狸」で、中入りを挟んで90分。よくお笑い戴き楽しくやらして戴きました。

 「『小痴楽の楽屋ぞめき』。」 (2025.10.5)

 小痴楽さんがラジオで褒めてくれました。ありがたい。嬉しい。前半だけ登場します。

 (聞き逃しはらじる☆らじるのアプリにて:放送終了後から1週間無料配信)

 「ハルカス(笑かす)寄席。」 (2025.10.8)

 昨日も大入りでした。平日の昼間ですが、ほんまにありがたいことです。楽屋も和気あいあい。楽屋トークも盛り上がり、そのままお客さんに聞かせたいほどです。ハルカス寄席は私にとっても楽しみな寄席です。メンバーに入れてもろて、ほんまにありがたいです。次の出番は14日。「何をやらせて貰おうか」と、私がワクワクしてます。願生!

 「『今里寄席』(旭堂南照の会)。」 (2025.10.10)

 大阪講談協会の精鋭の方々と一緒に、我が地元、生野区新今里の新地公園内の高座にあがらして戴きました。南和さんは、和歌山県庁中堅職員から後先見ずの入門四年目。南鈴さんは、テレビでメーテル(ものまね)をやってる方。南桜さんは、OSKの元トップスター。会主の南照さんは、たかじんのマネージャーなどを勤めた人。皆さん、一山も二山も越えてはる人たち。段取りの関係で、私が最後を勤めましたが、満員の実にええお客さま。「紙入れ」をさせて戴きました。
今里寄席番組

 「ATIUS寄席。」 (2025.10.12)

 大阪府吹田(すいた)市、集い処ATIUSにて「ATIUS寄席」。番組は、「お笑い人権噺」、(お中入り)、「ふろしき」。日頃から、さまざまな人権課題に対して活動されてる方々のお集まり。聞き上手の方ばかりで、楽しく乗せて戴き存分に喋らせて戴きました。狭山事件に関連し、現在進行中の裁判のことにも触れさせてもらい、ご理解戴きました。正しいことは強いことだと感じています。ありがたい場を作って戴いたSさん、KY企画のYさん、門戸寄席のお席亭、各地から遠路吹田まで御足労戴いた方々に感謝申し上げます。

 「壽光寺住職継職法要にて。」 (2025.10.13)

 壽光寺(浄土真宗本願寺派、大阪市西成区玉出)「十八世住職継職法要」。記念の節談説教大会を聴聞さして戴きました。三日間にわたる法要で、前日には、桂吉坊さんや玉川奈々福さんらも出演。最終日も午前中にはコンサートや紙芝居(杉山尚輝僧侶)があり、多彩な内容。節談説教ニ席、講談一席で、お中入り。後半、節談説教二席。節談説教を生で聞くのは二度目です。今回も心にしみました。「自分が本気で怒っている顔を、たまたま前に鏡があって見てしまった」話。「わかっちやいるけどやめられない」そこが人間。けど、あかんことはぼちぼち減らす、辞める。清水国明さんの子供の話。いずれも法話より熱いものを感じました。昔、小澤昭一のレコードで「説教板敷山」を聞いたぐらいでしたが、これから聞いてみようとおもてます。ほんまにグッときました。

 「阪堺電車。」

 町中を電車が走るのか、線路の際まで家がせまったのか?

 「ハルカス(笑かす)寄席。」 (2025.10.14)

 休み明けで、百貨店の催事もなく、会場の9階にエレベーターが止まらないという逆境を乗り越えて、多くのお客さまが来て下さいました。ほんまにありがたい! 楽屋では、NHK新人落語大賞・決勝進出の笑利さんをみんなで激励。ハルカス寄席メンバーの過去の優勝者は「かい枝、雀太、ニ葉」、それに辞めた「華紋(もったいない)」 。彼らに続いて戴きたい! ハルカス寄席代表、笑利、九ノ一! 願生!
 決勝は10月25日。上方勢は、九ノ一️、米輝️、笑利
ハルカス寄席楽屋
 着替えの最中、二番太鼓の笛を吹く襦袢姿の雪鹿さん
 一部のネタを貼り出しに行ってくれる枝曾丸師匠
 NHK新人落語大賞の決勝は、10月25日。上方勢は、九ノ一️、米輝️、笑利。️願生!
 「『あきつ落語会 露の新治独演会 その四』のお知らせ。」 (2025.10.15)

 来年2月14日(土)、名古屋大須演芸場にて四回目の独演会です。主催者からの、先行予約のお報せです。どうぞよろしくお願いします。
 本日15日より主催・あきつ舎のチケット先行販売開始、今月31日(金)までです。一般発売は11月11日(火)からです。宜しくお願い致します。



 「祝 ️さん喬師匠! 文化功労者に!」 (2025.10.18)

 10月18日(土)朝、落語ファンのYさんからラインで「祝 ️柳家さん喬師匠が文化功労者に!」と報せて戴きました。噺家では、米朝師匠に次いで二人目。江戸では初。涙が出ました! 体の底から嬉しさがわき上がってきました! たいがいのことは「人ごとのように嬉しい」でしかない私ですが「自分ごとのように嬉しく」思いました。タイガースファンも同じ気持ちやと思います。嬉しいので、芸人仲間や知り合いにお報せ。すると続々と「喜びの返事」が来ました。皆さん大喜び。
 そのテンションのまま酒蔵寄席へ。世話人の岡崎夫妻のご尽力で、100人満員札止め! 落語ファンも多く、反応のええ最高のお客さま。南照さん、新幸のおかげで大盛り上がり! 番組は、講談「秀吉と利休の娘」・南照、「壺算」・新幸、「面割狂言」・新治、(お中入り)、「ギター小咄」・新幸、「皿屋敷」・新治、講談「ひえつきぶし物語」・南照。大入叶寄席のあとの「試飲会」でも、もっぱらさん喬師匠が話題に。「売れたもん勝ち」のこの世界で、寄席の高座一筋、落語と真摯に向きあってきはった師匠の噺家人生へのご褒美です。多くの噺家に勇気を与えたと思います。
 さん喬師匠は、24日の「団四郎改メ、三代目露の五郎襲名披露興行」の口上に並ばれます。ベストのタイミングで、一花添えて戴きました。それもそのはず、団四郎さんが継承してる上方俄(にわか)の芸名が「一輪亭花咲(いちりんてい・はなさく)!」おめでたい、おめでたい。

 「第14回東雲寺寄席。」 (2025.10.19)

 10月19日(日)、さん喬師匠の文化功労者選出という慶事が発表された翌日というベストタイミングの「東雲寺寄席」。早々と完売。満員、満堂で盛り上がりました。さん喬師匠の一席目は、これぞ柳家!という「刻そば」。その後、住職からお祝いの花束とご祝儀の贈呈。万来の拍手。最後は、「笠碁」で上々のお開き。写真のネタ書き出しも、さん喬師匠の筆。こんな場に居合わせることができ幸せでした。

 東京町田市の東雲寺まで、私が分かっただけでも千葉や埼玉、京都、兵庫は西宮、大阪守口と遠路はるばるお越し戴きました。出不精の私は、落語ファンのフットワークの軽さに驚いてます。ほんまにありがたいです。
後ろ幕にスチームアイロンをかけて戴く 準備完了
さん喬師匠、お礼の言葉 さん喬師匠によるネタ書き出し

 「東雲寺寄席と立川文都さん。」 (2025.10.21)

 実は今年は、亡き立川文都さんの十七回忌です。2009年、第一回東雲寺寄席は、この文都さんと三遊亭円丸さんと私の「三人会」を予定していました。ところが直前の10月29日に亡くなり、2日後の11月1日が東雲寺寄席でした。寄席の七日前、本人から電話があり「とても出演が叶いません。腹水がたまって、腹周りが1メートルあるんです」と言われました。それで急遽、円丸さんに他の方をお願いし、笑福亭羽光さんと紙切りの林家花さんに来て貰いました。まさかその後急に亡くなるとは思いませんでした。
 文都師匠は談志門下で、志の輔師と談春師の間でした。大阪出身で苦労もされ、文都を継いでこれからという時、病に倒れました。文都さんとは繁昌亭昼席に出られた時、たまたま一緒になり、初対面でなんか気が合い、落語カフェで二人会をしました。東雲寺寄席も楽しみにしてたのですが、幻の出番になってしまいました。第一回の寄席の前に柚木祖元ご住職は、文都さんのお位牌を仏前に供え、お経を上げ供養をして下さいました。以来、毎回、文都さんの位牌はご本尊の前に置かれてます。事情をご存じのお客様は、手を合わして下さいます。さん喬師匠の文化功労者認定も共に喜んでくれてると思います。
 因みに、当代の月亭文都師は、この立川文都さんを代数(六代目文都)に入れて、七代目としてます。合掌

 「露の眞さんとお稽古。」 (2025.10.22)

 ネタは「女性がこれやりますか?」といわれるアレです。上方女流初!お稽古、順調です。眞ファンの皆さま、お楽しみに!

 「『らぶりい寄席』のお知らせ。」

 河内長野(大阪府)で寄席です。選抜して戴きました!
〇 第72回らぶりい寄席 「選抜!上方落語競演会in河内長野」
 日時:2026年2月23日(月・祝)14:00開演
 会場:河内長野市立文化会館 ラブリーホール
 料金:前売り¥3,000、当日¥3,500、L会員¥2,700(全て指定席)
     (10月28日L会員発売開始、11月1日一般発売開始)

 「寿・三代目露の五郎襲名披露公演。」 (2025.10.24)

 国立文楽劇場にて、「団四郎改メ三代目・露の五郎襲名披露公演。 トリで二代目十八番の「猫の災難」を演じ、満員のお客様と記念撮影!
露の五郎・「猫の災難」
記念撮影
会場にて
お花もいっぱい。
シン・五郎とシン・五九洛(団姫改め)

 「熊本よかちょろ会寄席。」 (2025.10.25)

 第45回熊本熊本よかちょろ会寄席 新治独演会。ありがたく勤めさして戴きました。落語をちゃんと聞いて下さる子供さんも何人か来られていてありがたいことでした。

 「浄玄寺チャリティー寄席。」 (2025.10.26)

 10月26日(日)、熊本市の浄玄寺様(真宗大谷派・東本願寺)にて、チャリティー寄席。「本年8月11日に熊本県内で豪雨災害が発生しまして、寺で開いている子ども食堂の県内関係団体が支援活動を行っております。その一環としてのチャリティー寄席です。」(吉尾住職談)
 番組は、「お笑い人権高座」・新治、(お仲入り)、「時うどん」・新幸、「ふろしき」・新治、「ギター漫談」・新幸。満堂御礼。
お寺の子ども食堂を支える方々。
今日は皆さん、着物姿でおきれい!
吉尾住職とチラシ

 「桂文福のたぬき小屋から福もろ亭~その316~。」 (2025.10.28)

 我らが文福師匠のユーチューブ、「桂文福のたぬき小屋から福もろ亭~その316~」で、24日の「三代目露の五郎襲名披露興行」の模様を語って戴いてます。ぜひご覧下さいませ!

「桂文福のたぬき小屋から福もろ亭~その316~」はこちらからどうぞ。(MORI)】
 「眞さん、上がりました!」 (2025.10.30)

 お稽古熱心な眞さん。前回注文を出した部分をしっかり仕上げて来はりました。一発で上がりました。11月24日(月・祝)繁昌亭夜席 「露の眞独演会」にて披露の予定! 上方女性噺家では初のチャレンジ。きっとうまくいくと思います。ぜひ、お聞きください。お楽しみに!

 「狭山事件の再審を求める市民集会。」 (2025.10.31)

 10月31日(金)、東京の芝公園での「狭山事件の再審を求める市民集会」に参加しました。
 1974年。51年前のこの日狭山事件の高裁判決(寺尾判決)が出ました。部落差別について、自分の意識を問うこともなかった私が、初めて「差別意識持ってる」と気づくきっかけになった判決です。世間知らずの私でも、新聞の判決骨子を読み納得できませんでした。そこから考え、いろんな人に教えて貰い、自分の中にある差別意識に徐々に気づかして貰いました。おかげで遅まきながら、自分と向き合えました。ええ加減ながらも「人権感覚」というものに触れたのです。おかげでなんとかこの歳まで生きて来れました。その間、「狭山」はずっと私の頭にありました。もちろんこんなに長引くとはおもてませんでした。明々白々、すぐに再審が開かれ、無罪になるとおもてました。検察、裁判所の引き延ばしで、未だに石川さんの見えない手錠は外れてません。
 今年3月、石川一雄さんは残念ながら亡くなられました。生きて汚名を雪ぐことができなかったのです。石川さんは一回り上の兎年で、枝雀師匠と同年。いっぱい影響を受けた、このお二人がもおおられないと思うと、ほんまにさびしいです。普段、狭山事件のことを忘れがちの私は、5月23日の狭山デーと10月31日のこの日は、なるべく集会に参加してきました。今年は奧さんの石川早智子さんに会うために行きました。早智子さんは、かなり痩せられ、笑顔も元気も、今までとは違いました。当たり前です。「石川命、我が命」と石川さんと共に生きてきはったんですから。けれど全国から駆けつけた多くの闘う仲間とふれあい、登壇した早智子さんは、力強く「石川一雄さんの無実、第四次再審請求への支援」を訴えられました。万年筆のインク、筆跡など、誰が見ても無実の証拠は多くあります。それを専門家の鑑定として出してるんですから、再審は開かれて当然です。来年3月、現裁判長の定年前に、光明が見られますよう、やれることをやらして戴きたいとおもてます。願いに生きる!願生る!
石川早智子さん  弁護団の一人として、具体的な話をされた福島瑞穂社民党党首
 石川早智子さんの写真を撮ろうとする人たち デモ行進

2025年11月

 「ハルカス・笑かす寄席。」 (2025.11.4)

 三連休明けのハルカス寄席。一部の三つ目で「禁酒関所」をさして戴きました。今年は初です。

 「鳥取県大山町中山ふれあいセンター(隣保館)と江府町人権文化センター。」 (2025.11.9)

 「中山ふれあい文化祭」にて、10:00から「お笑い人権高座」、15分のお中入りを取り、12:00まで落語。その後、江府町へ移動し、人権文化センターにて14:00から「お笑い人権高座」と落語。かつての、「露の新治を育てる会江府支部」の皆さんも来て下さり、にぎやかに。100分ほどを二回勤めたので、喉がかれました。けどまだこんなことができることがありがたいです。
中山ふれあいセンター
江府町へ移動(大山)
江府町人権文化センター

【お詫び】
 ウインドウズ10のパソコンからウインドウズ11のパソコンへの移行作業中に、11月10日から11月25日までの「へらへら日記」を誤って消去してしまいました。ようやく復旧いたしましたが、復旧前と微妙に文章や画像の構成などが異なるかも知れません。ご了承ください。(2025.12.1 MORI)

 「第二回露新軽口噺」(2025.11.10)

 東京都台東区の下谷神社会館にて「TOKYO露新軽口噺 露の新治独演会」。90人満員のお客さま。ありがたくて、ありがたくて、夢中で高座を勤めました。お支え戴いた全てのお客さまに感謝申し上げます! 関西からも、駆けつけて戴き、ほんまにありがたいかぎりです。ありがとうございました。

 「新潟県新発田市の自主夜間中学を訪問」(2025.11.11) 

 新潟県新発田(しばた)市の自主夜間中学に見学に伺いました。基礎学力保証のほぼマンツーマンの授業で、やさしい空気が満ちていました。48年前の奈良自主夜中(うどん学校)を思いだし、胸が熱くなりました。生徒は、戦争やそれぞれの事情でしんどい思いをして生きてこられた方、それにいわゆるニューカマー(インドネシア、カンボジア、中国など新しく日本に来た外国籍の人)も多く、夜間中学の役目も様変わりしてました。
 しかし、他に受け皿のない「生きていくための、文字と言葉を獲得する」ための大事な場。授業の間に15分間話をさして戴きました。週に一度の貴重な学びの時間を削っての15分。昨日の独演会同様、緊張しました。CDですが出囃子にも触れて戴きました。授業後、先生がたに、また10分ほど、お話させて戴きました。「夜間中学の主役は生徒。生徒から学ぶことの大切さ、ありがたさ。公立夜間中学には無い自主夜間中学の意義」など、精一杯申しあげました。私にとってありがたい、意義ある時間でした。一人、一人の夜間中学生に対して真摯に関わる先生がたに頭が下がりました。全くの無報酬ですが、先生がたはいきいきとしてはりました。そして生徒さんらは、楽しそうでした。

 「新発田市隣保館にて。」(2025.11.12)

 もお何度もお世話になってる、日本最北端の新発田市隣保館。たくさんお越し戴き、私ものびのびとはじけさせて戴きました。落語は、夫婦二様(めおとさまざま)と題し「ふろしき」と「きせる」を申し上げました。鳥取から東京、新潟と行く先々で、あたたかくお迎え戴き、噺家としてほんまにありがたいです。せめていっぱいお笑い戴こうと思てます。明日は、曹洞宗の皆さんにお世話になります。精一杯勤めさして戴きます。(写真は渋谷隣保館長撮影)

 「曹洞宗新潟第四宗務所研修会。」(2025.11.13)

 新潟県新発田市、ホテル泉慶にて、曹洞宗新潟第四宗務所の研修会。住職さんと檀家総代さんら、ほぼ男性の200人。私は人権の講座を担当。よお聞いて、わろて戴きました。
 本講座は、野田大灯老師(香川県高松市、報四恩精舎前住職、元本山総持寺後堂)。野田老師は1984年、不登校や非行の青少年を受け入れる喝破(かっぱ)道場を設立、更生保護活動をされてました。私はその頃、同じ香川の西日本放送でテレビのレポーターや、ラジオのDJをしていて、何度か取材をさして戴きました。その頃は、自分が後年人権の話をするようになるとは夢にも思いませんでした。それが40年後、こんな形で再会するとは!ご縁とは不思議なものです。79歳にして元気に活躍される野田老師。思えば、当時私が34で、ご老師は39歳(若かったなあ)。私はアホなことばっかりやってましたが、ご老師はすでに立派な和尚様の風格でした。懐かしく昔話に花が咲きました。
野田大灯老師と

 「曹洞宗研修会から新発田市同和教育学習会へ。」(2025.11.14)

 前日に引き続き、ホテル泉慶にて75分。「夫婦三態(めおとさまざま)として、「目薬」、「ふろしき」、「きせる」を申し上げました。
 午後は、新発田市立住吉小学校にて、新発田市同和教育学習会。住吉小6年生、保護者、市内小中学校の先生がた多数に「お笑い人権高座」。住吉小学校は、その同和教育の実践が認められ博報賞・文部科学大臣賞を受賞。コツコツと積み重ねてきた成果。「世の中、見てる人は見てるんやなあ」と、さん喬師匠の文化功労者選定に続いて実感。そんな学校に招いて戴きありがたい。生徒をメインに精一杯勤めさせて戴きました。終わって、新発田市から白新線で新潟へ。ものも言えんほど疲れていました。もっとも一人やからものを言う必要もないけど(どないやねん)。

 「新幸、繁昌亭朝席にて独演会!」(2025.11.16)

 11月16日(日)繁昌亭にて「露の新幸 第4回繁昌亭あさ席独演会」。この数年、しんどくて厄介なことに巻き込まれ、けどめげず、腐らず、自前の寄席小屋まで作り、前に進んできた新幸は、噺家として人間として大きなりました。その成果を高座でお披露目する会。新幸を信じてお支え続けてくださったファンのおかげで、一階席がほぼ埋まる盛況。どれだけ嬉しかったことか。お越しいただいた皆様、ほんまにありがとうございました、今後とも何とぞよろしくお願い申し上げます。

 「鳥見町2丁目落語会。(2025.11.16)

 午後は、地元町内会の主催で「鳥見町2丁目落語会」。2時間戴いたので、60分「楽しいお話」、お仲入りのあと50分、夫婦二態(めおとさまざま)として、「ふろしき」と「中村仲蔵」を申し上げました。50年以上近所に住んで、初めて言葉を交わした人もいて、町内がグッと身近になりました。

 「ハルカス(笑かす)寄席。」(2025.11.18)

 トリでしたので「中村仲蔵」を申し上げました。トップの染左さんの「江戸荒物」が大ウケで、よお盛り上がりました。前半の三人(染左・九ノ一・鶴笑)の出番は、あみだくじ。他の寄席は、若手が常にトップでトリは古手。これではお互いネタが限られてしまいます。これをシャッフルすることで、普段やれないネタをやることができます。私も前座で「つる」や「てんしき」に挑戦できました。おかげで出方には他の寄席にはない緊張感があり、それを楽しむ優しいお客様がおられます。なので、ハルカス寄席はワクワクする寄席なのです。
 第一部のトリは、笑福亭鶴吉&鶴笑。ネタは「酒の粕」。「酒の粕」で、こんな爆笑は聞いたことがありません。恐るべし鶴吉!

 「麒麟の輪三周年記念 桂伸治・蝶の字親子会。」(2025.11.23)

 岐阜県岐阜市の「みんなの森ぎふメディアコスモスみんなのホール」にて、「麒麟の輪三周年記念 伸治、蝶の治親子会」にゲストで出していただきました。
伸治師匠と。Wシンジ。

 「第二回明智寄席。」(2025.11.24)

 11月24日(月・休)は、岐阜県可児(かに)市河合地区センターにて、明智寄席第2回特別公演「落語と講談の会」。
旭堂南和さんと、写真タイム。
おかけ様で大入りに。

 「好評! 『初夢・初笑』のお知らせ。」(2025.11.25)

 睡眠専門医、中山明峰先生との二人会。トークと落語。中山先生は、名医シリーズ「明日の医療を支える信頼のドクター(浪速社)」にも名を連ねる専門医。また、眠られない子供たちのために、「眠育」を提唱、今回、「一般社団法人寝る子は育つ協会」を立ち上げられた方。今回は、質問コーナーもあります。私の落語もあります。《寝かせたい睡眠専門医と寝かせたくない噺家のコラボ。》何とぞよろしくお願いします。
〇 『初夢・初笑』
 日時:1月18日(日)13:00~
 会場:名古屋市中区 中日文化センター
 受講料:¥3,520

 「中山先生を紹介した新聞記事。」

 2026年1月18日(日)に、「初夢・初笑」で共演させて戴く中山明峰先生の記事です。一般社団法人「寝る子は育つ協会」を立ち上げ、「眠育」を提唱。

(この記事は全国の地方紙で、順次掲載されると思います。MORI

「繁昌亭昼席 文化勲章受章 桂米朝生誕百年記念月間。」(2025.11.25)

 天満天神繁昌亭にて、文化勲章受章 桂米朝生誕百年記念月間。一階席満席。二階席も前列が埋まる盛況。ありがたい。前から押していたので「ふろしき」で、時間を戻すことができました。伸びがちな自分でも、やればできました。これは嬉しい。寄席でええ仕事ができました。
 楽屋風景。和気あいあい。高座も楽屋も、笑いがはじけました。
 私にお花が! 奥田さん、豪華なお花をお届け戴きありがとうございます。

 「新潟県加茂市、2025年度「いのち・愛・人権」加茂展。」 (2025.11.28)

 新潟県下を巡回して、年に一回開催。今年は中越地方の加茂市で。県知事や市長が挨拶をされる公の催し。そのパネル展で、狭山事件のパネルがいっぱい展示され、更には金監督の石川さんのビデオがエンドレスで上映、おまけに、参加者全員に「月刊狭山差別裁判(狭山パンフ)」が資料として配布されるという充実ぶり。画期的なパネル展でした。狭山事件はただの冤罪事件ではなく、石川一雄さんがでっち上げられた背景には「部落差別意識」が深く働いています。刑事事件としては石川一雄さんは無関係。差別事件としては被害者。なのでこれは明らかな人権問題です。 私自身、狭山事件の高裁判決で、自分の差別意識に気づかして戴いたので、人権意識の原点です。狭山事件とのは出会いなくして、お笑い人権高座はありません。お話のな中でも触れさせて戴きました。700の会場の半分は、地元の中学生。よく反応し、聞いてくれました。手応え十分のお笑い人権高座となりました。
パネル展で上映されたビデオの一コマ
参加者全員に配られた「月刊狭山差別裁判」

 「第170回よこはま落語会。」 (2025.11.29)

 神奈川県横浜市の神奈川県立音楽堂にて、「第170回よこはま落語会~第三回新治、喬太郎、兼好三人会~」。番組は、「そば清」・喬太郎、「ふろしき」・新治、「夢金」・兼好、(お中入り)、「ぞろぞろ」・兼好、「肥辰一代記」・喬太郎、「中村仲蔵」・新治。喬太郎師が開口一番という会。ええお客さまで、大盛り上がり。気持ちよく勤めさせて戴きました。 最後の拍手のすごさに泣きそうになりました。ありがたいかぎりです。ほんまに噺家でよかった!

 「北野天神もみじ寄席 。」 (2025.11.30)

 横浜から京都へ。ええお天気で、富士山もきれいに見え、幸先のええスタート。
 初代露の五郎兵衛の碑がある京都 北野天満宮にて、もみじ寄席(奉納落語会) 。満員御礼!で盛り上がりました。
陽照(あきら)、紫、眞。

 「日本海新聞に!」

 9月、神戸の「東西落語名人選」には、各地からかつての「露の新治を育てる会」の方々が応援に来て下さいました。その中の、鳥取県江府町の方との記念写真が、地元の日本海新聞に載りました。嬉しいので、ホームページに掲載さして戴きます。遠路ありがとうございました。来年、もし出番を戴けたら、また走って来て下さいませ。

(提供:河上英明さん)

2025年12月

 「明智寄席が岐阜新聞に。」 (2025.12.5)

 11月24日の「​​​​​第二回明智寄席」(岐阜県可児市)の記事が岐阜新聞に載りました! ありがたや。

 「第19回べっぴん寄席」 (2025.12.7)

 島根県浜田市にて、べっぴんの会主催の人権啓発イベント「べっぴん寄席」(江嶋修作先生名づけ)。番組は、「前説」・新治、「人権講座」・日野先生、(お中入り)、「コメディマジック」・こんばらさん、「相撲風景」・新治。朝5:20出発、深夜0:12帰宅というハードな行程。といっても、新治は助手席に座ったまま。往復12時間の運転と大熱演のこんばらさん師匠のお力のおかげで、ええお笑い人権寄席ができました。来年はいよいよ20回。願生ります。



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