新ちゃんの へらへら日記



2025年10月

 「喜楽館のタニマチになりました。」 (2025.10.1)

 神戸新開地にある上方落語の二番目の定席(聖地)、「喜楽館」のタニマチになりました。この名刺があれば、喜楽館昼席の木戸銭が2800円→2000円!になります。喜楽館へお越し戴く際には、ぜひホームページに事前に(当日はできませんので)お報せ下さい。2026年7月まで有効です。お越しになる三日前までに連絡を下さい。

 「豆本の購入先。」 (2025.10.3)

 先日ご紹介した、川柳作家、茉莉亜まりさんの豆本。「どこで買えますか」とお尋ねがありましたので紹介さして戴きます。雨とランプのオンラインショップです。どうぞよろしくお願いします。
(先ほどアクセスしたところ、「花のこえ」は売り切れでした。「茉莉亜まり 花のこえ」などで検索してみてください。300部発行とのことで、いずれも在庫僅少ですが、在庫がヒットするかもしれません。MORI)

 「追加情報」(2025.10.5)

 カルチャー美容室「雨とランプ」の在庫は残り僅かになりましたが、印刷・製本の海文舎にはまだ余裕があるそうです。

 「奈良県肢体不自由児者父母会。」 (2025.10.4)

 奈良県橿原市、社会福祉会館にて、奈良県肢体不自由児者父母会のお世話で「新ちゃんのお笑い元気寄席」。番組は、「ふろしき」、「目薬」、「ごんべえ狸」で、中入りを挟んで90分。よくお笑い戴き楽しくやらして戴きました。

 「『小痴楽の楽屋ぞめき』。」 (2025.10.5)

 小痴楽さんがラジオで褒めてくれました。ありがたい。嬉しい。前半だけ登場します。

 (聞き逃しはらじる☆らじるのアプリにて:放送終了後から1週間無料配信)

 「ハルカス(笑かす)寄席。」 (2025.10.8)

 昨日も大入りでした。平日の昼間ですが、ほんまにありがたいことです。楽屋も和気あいあい。楽屋トークも盛り上がり、そのままお客さんに聞かせたいほどです。ハルカス寄席は私にとっても楽しみな寄席です。メンバーに入れてもろて、ほんまにありがたいです。次の出番は14日。「何をやらせて貰おうか」と、私がワクワクしてます。願生!

 「『今里寄席』(旭堂南照の会)。」 (2025.10.10)

 大阪講談協会の精鋭の方々と一緒に、我が地元、生野区新今里の新地公園内の高座にあがらして戴きました。南和さんは、和歌山県庁中堅職員から後先見ずの入門四年目。南鈴さんは、テレビでメーテル(ものまね)をやってる方。南桜さんは、OSKの元トップスター。会主の南照さんは、たかじんのマネージャーなどを勤めた人。皆さん、一山も二山も越えてはる人たち。段取りの関係で、私が最後を勤めましたが、満員の実にええお客さま。「紙入れ」をさせて戴きました。
今里寄席番組

 「ATIUS寄席。」 (2025.10.12)

 大阪府吹田(すいた)市、集い処ATIUSにて「ATIUS寄席」。番組は、「お笑い人権噺」、(お中入り)、「ふろしき」。日頃から、さまざまな人権課題に対して活動されてる方々のお集まり。聞き上手の方ばかりで、楽しく乗せて戴き存分に喋らせて戴きました。狭山事件に関連し、現在進行中の裁判のことにも触れさせてもらい、ご理解戴きました。正しいことは強いことだと感じています。ありがたい場を作って戴いたSさん、KY企画のYさん、門戸寄席のお席亭、各地から遠路吹田まで御足労戴いた方々に感謝申し上げます。

 「壽光寺住職継職法要にて。」 (2025.10.13)

 壽光寺(浄土真宗本願寺派、大阪市西成区玉出)「十八世住職継職法要」。記念の節談説教大会を聴聞さして戴きました。三日間にわたる法要で、前日には、桂吉坊さんや玉川奈々福さんらも出演。最終日も午前中にはコンサートや紙芝居(杉山尚輝僧侶)があり、多彩な内容。節談説教ニ席、講談一席で、お中入り。後半、節談説教二席。節談説教を生で聞くのは二度目です。今回も心にしみました。「自分が本気で怒っている顔を、たまたま前に鏡があって見てしまった」話。「わかっちやいるけどやめられない」そこが人間。けど、あかんことはぼちぼち減らす、辞める。清水国明さんの子供の話。いずれも法話より熱いものを感じました。昔、小澤昭一のレコードで「説教板敷山」を聞いたぐらいでしたが、これから聞いてみようとおもてます。ほんまにグッときました。

 「阪堺電車。」

 町中を電車が走るのか、線路の際まで家がせまったのか?

 「ハルカス(笑かす)寄席。」 (2025.10.14)

 休み明けで、百貨店の催事もなく、会場の9階にエレベーターが止まらないという逆境を乗り越えて、多くのお客さまが来て下さいました。ほんまにありがたい! 楽屋では、NHK新人落語大賞・決勝進出の笑利さんをみんなで激励。ハルカス寄席メンバーの過去の優勝者は「かい枝、雀太、ニ葉」、それに辞めた「華紋(もったいない)」 。彼らに続いて戴きたい! ハルカス寄席代表、笑利、九ノ一! 願生!
 決勝は10月25日。上方勢は、九ノ一️、米輝️、笑利
ハルカス寄席楽屋
 着替えの最中、二番太鼓の笛を吹く襦袢姿の雪鹿さん
 一部のネタを貼り出しに行ってくれる枝曾丸師匠
 NHK新人落語大賞の決勝は、10月25日。上方勢は、九ノ一️、米輝️、笑利。️願生!
 「『あきつ落語会 露の新治独演会 その四』のお知らせ。」 (2025.10.15)

 来年2月14日(土)、名古屋大須演芸場にて四回目の独演会です。主催者からの、先行予約のお報せです。どうぞよろしくお願いします。
 本日15日より主催・あきつ舎のチケット先行販売開始、今月31日(金)までです。一般発売は11月11日(火)からです。宜しくお願い致します。



 「祝 ️さん喬師匠! 文化功労者に!」 (2025.10.18)

 10月18日(土)朝、落語ファンのYさんからラインで「祝 ️柳家さん喬師匠が文化功労者に!」と報せて戴きました。噺家では、米朝師匠に次いで二人目。江戸では初。涙が出ました! 体の底から嬉しさがわき上がってきました! たいがいのことは「人ごとのように嬉しい」でしかない私ですが「自分ごとのように嬉しく」思いました。タイガースファンも同じ気持ちやと思います。嬉しいので、芸人仲間や知り合いにお報せ。すると続々と「喜びの返事」が来ました。皆さん大喜び。
 そのテンションのまま酒蔵寄席へ。世話人の岡崎夫妻のご尽力で、100人満員札止め! 落語ファンも多く、反応のええ最高のお客さま。南照さん、新幸のおかげで大盛り上がり! 番組は、講談「秀吉と利休の娘」・南照、「壺算」・新幸、「面割狂言」・新治、(お中入り)、「ギター小咄」・新幸、「皿屋敷」・新治、講談「ひえつきぶし物語」・南照。大入叶寄席のあとの「試飲会」でも、もっぱらさん喬師匠が話題に。「売れたもん勝ち」のこの世界で、寄席の高座一筋、落語と真摯に向きあってきはった師匠の噺家人生へのご褒美です。多くの噺家に勇気を与えたと思います。
 さん喬師匠は、24日の「団四郎改メ、三代目露の五郎襲名披露興行」の口上に並ばれます。ベストのタイミングで、一花添えて戴きました。それもそのはず、団四郎さんが継承してる上方俄(にわか)の芸名が「一輪亭花咲(いちりんてい・はなさく)!」おめでたい、おめでたい。

 「第14回東雲寺寄席。」 (2025.10.19)

 10月19日(日)、さん喬師匠の文化功労者選出という慶事が発表された翌日というベストタイミングの「東雲寺寄席」。早々と完売。満員、満堂で盛り上がりました。さん喬師匠の一席目は、これぞ柳家!という「刻そば」。その後、住職からお祝いの花束とご祝儀の贈呈。万来の拍手。最後は、「笠碁」で上々のお開き。写真のネタ書き出しも、さん喬師匠の筆。こんな場に居合わせることができ幸せでした。

 東京町田市の東雲寺まで、私が分かっただけでも千葉や埼玉、京都、兵庫は西宮、大阪守口と遠路はるばるお越し戴きました。出不精の私は、落語ファンのフットワークの軽さに驚いてます。ほんまにありがたいです。
後ろ幕にスチームアイロンをかけて戴く 準備完了
さん喬師匠、お礼の言葉 さん喬師匠によるネタ書き出し

 「東雲寺寄席と立川文都さん。」 (2025.10.21)

 実は今年は、亡き立川文都さんの十七回忌です。2009年、第一回東雲寺寄席は、この文都さんと三遊亭円丸さんと私の「三人会」を予定していました。ところが直前の10月29日に亡くなり、2日後の11月1日が東雲寺寄席でした。寄席の七日前、本人から電話があり「とても出演が叶いません。腹水がたまって、腹周りが1メートルあるんです」と言われました。それで急遽、円丸さんに他の方をお願いし、笑福亭羽光さんと紙切りの林家花さんに来て貰いました。まさかその後急に亡くなるとは思いませんでした。
 文都師匠は談志門下で、志の輔師と談春師の間でした。大阪出身で苦労もされ、文都を継いでこれからという時、病に倒れました。文都さんとは繁昌亭昼席に出られた時、たまたま一緒になり、初対面でなんか気が合い、落語カフェで二人会をしました。東雲寺寄席も楽しみにしてたのですが、幻の出番になってしまいました。第一回の寄席の前に柚木祖元ご住職は、文都さんのお位牌を仏前に供え、お経を上げ供養をして下さいました。以来、毎回、文都さんの位牌はご本尊の前に置かれてます。事情をご存じのお客様は、手を合わして下さいます。さん喬師匠の文化功労者認定も共に喜んでくれてると思います。
 因みに、当代の月亭文都師は、この立川文都さんを代数(六代目文都)に入れて、七代目としてます。合掌

 「露の眞さんとお稽古。」 (2025.10.22)

 ネタは「女性がこれやりますか?」といわれるアレです。上方女流初!お稽古、順調です。眞ファンの皆さま、お楽しみに!

 「『らぶりい寄席』のお知らせ。」

 河内長野(大阪府)で寄席です。選抜して戴きました!
〇 第72回らぶりい寄席 「選抜!上方落語競演会in河内長野」
 日時:2026年2月23日(月・祝)14:00開演
 会場:河内長野市立文化会館 ラブリーホール
 料金:前売り¥3,000、当日¥3,500、L会員¥2,700(全て指定席)
     (10月28日L会員発売開始、11月1日一般発売開始)

 「寿・三代目露の五郎襲名披露公演。」 (2025.10.24)

 国立文楽劇場にて、「団四郎改メ三代目・露の五郎襲名披露公演。 トリで二代目十八番の「猫の災難」を演じ、満員のお客様と記念撮影!
露の五郎・「猫の災難」
記念撮影
会場にて
お花もいっぱい。
シン・五郎とシン・五九洛(団姫改め)

 「熊本よかちょろ会寄席。」 (2025.10.25)

 第45回熊本熊本よかちょろ会寄席 新治独演会。ありがたく勤めさして戴きました。落語をちゃんと聞いて下さる子供さんも何人か来られていてありがたいことでした。

 「浄玄寺チャリティー寄席。」 (2025.10.26)

 10月26日(日)、熊本市の浄玄寺様(真宗大谷派・東本願寺)にて、チャリティー寄席。「本年8月11日に熊本県内で豪雨災害が発生しまして、寺で開いている子ども食堂の県内関係団体が支援活動を行っております。その一環としてのチャリティー寄席です。」(吉尾住職談)
 番組は、「お笑い人権高座」・新治、(お仲入り)、「時うどん」・新幸、「ふろしき」・新治、「ギター漫談」・新幸。満堂御礼。
お寺の子ども食堂を支える方々。
今日は皆さん、着物姿でおきれい!
吉尾住職とチラシ

 「桂文福のたぬき小屋から福もろ亭~その316~。」 (2025.10.28)

 我らが文福師匠のユーチューブ、「桂文福のたぬき小屋から福もろ亭~その316~」で、24日の「三代目露の五郎襲名披露興行」の模様を語って戴いてます。ぜひご覧下さいませ!

「桂文福のたぬき小屋から福もろ亭~その316~」はこちらからどうぞ。(MORI)】
 「眞さん、上がりました!」 (2025.10.30)

 お稽古熱心な眞さん。前回注文を出した部分をしっかり仕上げて来はりました。一発で上がりました。11月24日(月・祝)繁昌亭夜席 「露の眞独演会」にて披露の予定! 上方女性噺家では初のチャレンジ。きっとうまくいくと思います。ぜひ、お聞きください。お楽しみに!

 「狭山事件の再審を求める市民集会。」 (2025.10.31)

 10月31日(金)、東京の芝公園での「狭山事件の再審を求める市民集会」に参加しました。
 1974年。51年前のこの日狭山事件の高裁判決(寺尾判決)が出ました。部落差別について、自分の意識を問うこともなかった私が、初めて「差別意識持ってる」と気づくきっかけになった判決です。世間知らずの私でも、新聞の判決骨子を読み納得できませんでした。そこから考え、いろんな人に教えて貰い、自分の中にある差別意識に徐々に気づかして貰いました。おかげで遅まきながら、自分と向き合えました。ええ加減ながらも「人権感覚」というものに触れたのです。おかげでなんとかこの歳まで生きて来れました。その間、「狭山」はずっと私の頭にありました。もちろんこんなに長引くとはおもてませんでした。明々白々、すぐに再審が開かれ、無罪になるとおもてました。検察、裁判所の引き延ばしで、未だに石川さんの見えない手錠は外れてません。
 今年3月、石川一雄さんは残念ながら亡くなられました。生きて汚名を雪ぐことができなかったのです。石川さんは一回り上の兎年で、枝雀師匠と同年。いっぱい影響を受けた、このお二人がもおおられないと思うと、ほんまにさびしいです。普段、狭山事件のことを忘れがちの私は、5月23日の狭山デーと10月31日のこの日は、なるべく集会に参加してきました。今年は奧さんの石川早智子さんに会うために行きました。早智子さんは、かなり痩せられ、笑顔も元気も、今までとは違いました。当たり前です。「石川命、我が命」と石川さんと共に生きてきはったんですから。けれど全国から駆けつけた多くの闘う仲間とふれあい、登壇した早智子さんは、力強く「石川一雄さんの無実、第四次再審請求への支援」を訴えられました。万年筆のインク、筆跡など、誰が見ても無実の証拠は多くあります。それを専門家の鑑定として出してるんですから、再審は開かれて当然です。来年3月、現裁判長の定年前に、光明が見られますよう、やれることをやらして戴きたいとおもてます。願いに生きる!願生る!
石川早智子さん  弁護団の一人として、具体的な話をされた福島瑞穂社民党党首
 石川早智子さんの写真を撮ろうとする人たち デモ行進

2025年11月

 「ハルカス・笑かす寄席。 」 (2025.11.4)

 三連休明けのハルカス寄席。一部の三つ目で「禁酒関所」をさして戴きました。今年は初です。




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