第70回文化庁芸術祭賞優秀賞受賞記念
第12回露の新治寄席
「お笑い人権高座と落語」






【ご挨拶】
 本日はようこそお運び戴きました。ほんまにありがとうございます。人権話と落語の二つで認めて戴きましたのは、ほんまにありがたいかぎりです。
 この年で、やっと両輪がそろいました。
 「いよいよこれからや」とおもてます。残り時間がどれくらいあるのか分かりませんが、限りある時間を精一杯、願生ります。願いに生きてゆきます。
 一人でも多くの人の笑顔を願って、願生ります!
 お支えのほど、何とぞよろしくお願いいたします。
 今日はほんまにありがとうございます。
  露の新治拝

 第12回目の「露の新治寄席」は、奈良人権文化選奨・文化庁芸術祭賞優秀賞受賞記念と銘打って、国立文楽劇場にて「お笑い人権高座と落語」というベタなタイトル。会場の都合で補助席が出せなかったこともあり、一部のファンの方にご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありませんでした。
 開演と同時に、おなじみ「金毘羅」の出囃子で登場の新治さん、いつもの落語の高座ではなく、今日は「新ちゃんのお笑い人権高座」。人権啓発の行事での出演が多く、その場合はたいてい入場無料ですが、今日は入場料をいただいてのお笑い人権高座。「入場料をいただいて、文楽劇場でお笑い人権高座をやることに意義がある」とのこと。今回の露の新治寄席は、文化庁芸術祭賞優秀賞受賞記念だけでなく、奈良人権文化選奨受賞記念ということで企画されたものです。じっくりとお笑い人権高座を聞いていただきました。
 中入り後は、寄席の部。まずは新幸さん「東の旅~野辺・煮売屋」。まくらも大受けで、快調に一席。続いて豊来家大治朗さん、「太神楽曲芸」。かさでまりを回したり、剣を取り分け、最後には日本で一人しかできないという剣の輪くぐり。トリは新治さんで「中村仲蔵」。このネタは五郎兵衛師匠が、東京から仕入れたといわれる師匠直伝のネタです。芸術祭賞参加の時と同じネタで、落語会を締めていただきました。終わって、五郎兵衛師匠の娘さんである早樹さん、ききょうさんから花束が贈られて、おひらきとなりました。
 落語会のあとは、国立文楽劇場の1階で祝賀会(打上げ)。新治さんの仲間のみなさん、文福一座のみなさん、おかみさんや露の一門のみなさん、生野高校の同級生のみなさん、コアな新治さんのファンのみなさんが集まって、新治さんのダブル受賞をお祝いしました。
(MORI)

 精一杯勤めさせて戴きました。有料で、しかも文楽劇場で、お笑い人権高座ができたことは、ほんまにありがたい限りです。楽屋にも芸人仲間がたくさん来て戴き、幸せでした。生野高校同期(21期)、同窓生もいっぱい来て戴きました。そして落語ファンも、「人権」と銘打った会に来て戴きました。課題はいっぱいありますが、先ずは、やれたことを喜びたいです。次へ向かって精進致します。 新治会熊本支部へのカンパは、「21900円」戴きました。ありがたく、送らせて戴きます。ありがとうございます。
(露の新治拝)

会場前の3階エレベーター前 開演を待つお客さん
国立文楽劇場でお笑い人権高座
「東の旅~野辺、煮売屋」・新幸 「太神楽曲芸」・大治朗
「中村仲蔵」・新治 花束贈呈
楽屋にて左:高井ギャラ、テント、文福、吉次(敬称略) 右:ほか多数で書ききれません
祝賀会であいさつ 立花家千橘師匠、旭堂南稜師匠
桂文福師匠・高井ギャラ師匠
このあと文福師匠の河内音頭炸裂
おかみさん、早樹さん、ききょうさん、
吉次さん、露の慎悟師匠

国立文楽劇場は写真撮影禁止ですが、「取材スタッフ」として許可を得て撮影しました。カメラ席近くのお客様にはご迷惑をおかけしました。

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