祝!芸術祭賞優秀賞受賞

2016.2.28


第70回文化庁芸術祭賞大衆芸能部門にて、新治さんが優秀賞を受賞しました!

【受賞対象】 第十回露の新治寄席「新治ひとり会」

【受賞理由】 緻密に練り上げた三席全てから洒脱(しゃだつ)な面白さが溢(あふ)れた。さらりと演じた「紙入れ」では色気を上品に描き、歌舞伎の所作や台詞(せりふ)回しなど身についた知識に基づく自然な演技力が光った。「七段目」では上方芝居噺 ばなし の魅力を十分に表現していた。また,主人公を江戸に下った上方役者と設定した「中村仲蔵」は演者ならではの創作性が光り見事だった。


 おかげさまで、「文化庁芸術祭優秀賞」を戴きました! 多くの方にお支え戴いたおかげです。師匠五郎兵衛から教わった「中村仲蔵」で戴けたことが、何より嬉しいです。今年は、水平社博物館の財団から「なら人権文化選奨」も戴きました。「お笑い人権高座」と「落語」が、共に認められたのは、私にとって本当に嬉しいことです。人権啓発の場では「お笑い」は、認められてませんでした。最初は「差別を笑いものにするのか?」とか言われたことを思えば「よくやってきたな」と思います。そして私の落語が、今回認められました。さん喬師匠初め、多くの人のおかげです。ありがたく、励みにして、明日からまた願生ります!

新治拝


第十回露の新治寄席「新治ひとり会」のようすは、こちらをご覧ください。


1月21日(木)、リーガロイヤルホテルにて、芸術祭賞贈呈式がありました。

詳細は、「へらへら日記」のページをご覧ください。


2016年2月9日 朝日新聞奈良版

(クリックで拡大)


 2月20日の「三田落語会」のプログラムに挟んで配られた、石井徹也先生の文章です。もったいないほど、ほめて戴いています。これを励みに、また精進します。ご一読下さい。石井先生は、学研のムックで、聞きどきの上方落語、三人の一人に私を取り上げて下さった方です。ありがたいかぎりです。願生ります。


お祝いメール


高層マンションが並ぶ、その中庭に一本の木が植えられている。
マンションの2階で窓から外を眺めてた二人、
「あ、太陽が出てる」
高層マンションなので窓から見上げても空なんか見えない。
「何で分かる?」
「ほら、木に陰が出来てるやろ。木に陰が出来てる"から"太陽が出てるんや」
・・・・でも本当は太陽が出てる"から"木に陰が出来る。
一方は推測、他方は因果関係、「~だから」というのは全くの逆方向にも使う
実にええ加減な言葉です。

「あいつ、悪いやっちゃなあ」
「何で?」
「逮捕されたやんか。逮捕された"から"悪いやっちゃ」
「違うやろ、『悪いことした"から"逮捕された』と考えるのが筋や。
でもほんまに悪いことしたかどうか、わしらには分からん。
勝手な思い込みは止めたほうがええ」

「この師匠、すごい人やなあ」
「何で?」
「受賞したやんか。受賞した"から"すごい人や」
「違うやろ、『すごい人や"から"受賞した』と考えるのが筋や。
でもほんまにすごい人かどうか、わしらには・・・・」
よう分かりますよ。
勝手な思い込みは・・・・もう、大歓迎です。
証人でも何でもやりましょう。

このたびは誠におめでとうございます。
【2015.12.25 大阪府高槻市 TS様】

 お慶び申し上げます。師匠お目出度うございます。
【2015.12.25 北海道北見市 TT様】

 おめでとうございます。今年はろくなニュースがなく、人類にとって大変不幸な年でしたが、一年の最後にうれしい知らせに、家族で喜んでいます。新治さんのこれまでの精進が正当評価されたと思います。これからも自信を持って我が道を歩んで下さい。
【2015.12.26 京都府木津川市 K様】

 芸術祭優秀賞おめでとうございます。昨年の「井戸の茶碗」の参加もとても良かったですが、今年の三作はどれも新治さんが楽しんで演じられているのが伝わるとても楽しい出来で、優秀賞も当然と思います。誠におめでとうございます。私は新治さんの「中村仲蔵」が一番好きなネタなので嬉しいです。「紙入れ」のおかみさんのしたたかさもいいし、仲蔵のおかみさんのおきしさんは貞女の鏡だと思います。記念しての落語会も是非とも開いてくださいね。
【2015.12.26 大阪市淀川区 MM様】

 露の新治さんの今年の「文化庁芸術祭賞」で大衆芸能部門優秀賞受賞 うれしいです。
【2015.12.27 石川早智子様】

 新治師匠、芸術祭賞優秀賞受賞おめでとうございます。対象の公演「新治ひとり会」の場にもいることが出来ましたので、なおさら嬉しく感じます。参加の25公演のリストを拝見しましたが、東京の私でも名前を知っているような強敵ばかり。その中から見事受賞されるとは、本当に素晴らしいことだと思います。大賞は該当なしとのことですが、どこが判定のラインだったのか、担当者出てこい!(すみません) 26日・27日に繁昌亭に行ってきました。26日は受賞発表後はじめての高座、その日にキリ番の豪華賞品を新治師匠から直接いただけるというダブル・トリプルの嬉しさ。しっかりいただいて参りました。「艶姿繁昌亭女子乃賑」すでに完売の貴重なカレンダーとのこと。明年1年を新治師匠のご活躍とともにたっぷり楽しませていただきます。ありがとうございました。
【2015.12.29 東京都葛飾区 NH様】